第9回準会員支援講演会ならびに

　臨時講演会の開催について

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　準会員支援委員会　副委員長

根来武史(16回生)

　本部同窓会では準会員（学生）支援委員会が設けられ９年を迎えます。当初は臨時委員会として活動を開始し、平成25年より常設委員会となり、現在は内堀典保副会長を委員長として準会員（学生）への支援体制が確立してきています。歯科医師国家試験は問題数の増加や難易度の上昇などにより、合格ラインは年々厳しくなってきており、合格者数の抑制が行われています。国家試験を確実にパスし、晴れて歯科医師となるためには、学生生活において暗記型の勉強方法ではなく、ひとつひとつの項目を理解し、知識として蓄積することが必須であると考えられます。

そのような情勢の中、歯学部の教育カリキュラムも変革してきており、特に4年生ではCBT、OSCE（オスキー）といった全国の歯学部、歯科大学にて共用で行われている試験が組み込まれ、　本学においても進級判定の一つとして位置づけられています。そのため現在では4年生を対象に共用試験（CBT、OSCE）ならびに歯科医師国家試験の現状について、各年の担当教授にご講演して頂き、その後、参加の学生の成績推移と今後の学習について個別面談を実施しております。

今年は9月22日、楠元学舎歯学・薬学図書館情報センター4階大教室にて、佐藤悦成学長、金森孝雄歯学部長をはじめとして、教務委員長の中田和彦教授、CBT担当の平場勝成教授、OSCE担当の有地榮一郎教授、4年生学年主任の栗田賢一教授、来年４年生の担任予定の武部　淳教授をお招きし、滞りなく開催されました。数日前に台風16号が日本列島に接近し、開催を心配しておりましたが、その２日前に東海地方を通り抜け、当日は雨も上がり学生、父兄115名の参加を頂きました。

　さて本委員会では、池山会長の配慮で初めての企画として7月24日に5年、6年生を対象に、広島市歯科医師会副会長でDES予備校の講師を務められている熊谷　宏先生をお招きし、「開業医からみた在宅治療を含む高齢者の補綴治療と国家試験の勉強方法」と題して講演を頂きました。学生達は真剣に耳を傾け、有意義な講演となりました。今後も大学側の理解の下、このような企画を計画出来ればと考えています。

充実した学生生活を送り、歯科医師国家試験に合格して頂くためにも、同窓会として何が出来るのか、どのように学生達を支援していくのが良いのか日々、検討してまいりますので、同窓生の皆様からのご意見・ご要望を頂ければ幸いです。