AGUDAA-V-フィリピン2005_5  活動報告  

参加者: 稲本 浩、井上 峰雄、濱島 誠一朗、加藤 一夫  栗田 賢一、亀山 正道、中澤 晃、大谷 武夫、原 一恵、山岡 裕幸、荻田  修二、近藤 義郎、神谷 祐二、村上 吉人、中野 雅哉、福澤 歌織、後藤 正孝、杉山 乗也、佐々木衣代、松田 美代子、中山 敦史、原 剛志、山本 真広、荻田 匡樹、前澤 亮子、杉山 桂子、伊藤 美幸、奥村 信次、八木 昭大 (団員 29名)

日時: 2005429()~55() 

日程: 429日 本隊出発 (29)

        NW71便 名古屋発19:30 マニラ着 22:45

        ホテルまでの車内でカウンターパートと直前打ち合わせ

430日 SAN VICENTE小学校にて無償歯科医療活動

          全体会議(Sikap-World Vision

           健診者  1.2年生 100

         受診者  15歳以上  63

              5~14歳   122

                  計 185

         抜歯・除石・充填治療その他児童約100名に紙芝居により口腔衛生指導

    5月 1日 Bataan Montemar Beachへバスで移動、一部自家用車

      2名 Pierre Fauchard Academy(25thAnnual Induction and Convocation)に出席

 

     5月 2日 Bataan地区 Barrio Saysain農園にて無償歯科医療活動

         受診者  小児から成人 177

                   計 177

             2日間合計   362

    5月 3日 Manila に移動

    5月 4日 19名帰国   NW72便 マニラ発 6:40   名古屋着 11:15

    5月 5日 10名帰国   NW72便 マニラ発 6:40   名古屋着 11:15

 
          

活動内容:

今回は、2地区で診療を行う。

1地区においては、昨年診療を行ったSanVicenteの小学校で、健診を主体に行なう

予定であった。これはHealthcareとしてのフッ化物洗口を前提、小学校1,2年生1000人を

対象にデータベース調査のための健診を計画していた。

ところが、打ち合わせの不十分さ、当学校の夏休みでもあり動員がかけられず、500名の予定が100

という健診結果に終わった。

この地区のSikapという地元の20名余の自治協力団体の応援があった。

又、姉妹校UE大学の15名のDHT学生メンバーも調査に参加した。

そのために、2005814日から18日に再度の健診を1.2年生を対象1000名余に実施しデータベース調査をした。

今回、同時にMedicalcareとして、同barangay地区の治療希望者に対して、抜歯・充填・スケーリング・

口腔衛生指導を行った。限られた時間ではあったが185名の住民の診療ができた。

治療後、参加隊員一人一人に名前入りのcivic action certificateSikapから渡された。又、歓迎

感謝の意から同校小学生12名ほどがダンスを披露してくれ、ポップミュージックをバックに

さながらプロ、プロも真っ青の腕前に皆喝采の拍手を送った。

   

             

2地区目は、マニラ市から移動距離155kmのバターン地区、バスにてUE大学のメンバー7名、OB

3名と合同での活動でした。海岸に面した農村地区で、主に果樹農園で生計を立てている人たちの診療

にあたった。この地は、ゴンザレス先生の紹介で設定され、実は彼の農園での特設診療所となった。

小作人たち、近くの村人が治療を待っていました。彼と市長の取り計らいで車を往復させて住民サービス

をしてくれた。保健婦の人たちや地区の応援のおばさんたちが20名余手伝ってくれた。救急車も待機して

準備は整えられていた。この地区は歯科診療所がないという理由で治療が受けられない家族の人たちであることが後で理解できました。この地区においては、Medicalcare(Dentalcare)が主な活動で、家の軒先や木陰

の下で行なうという野戦病院風ではありましたが、何と言ってもロケーションが素晴らしく、南国の小鳥たち

の歌声をBGMに、前方は広がる海岸線、絶景の別荘地での仮説診療所といった雰囲気でした。

昼には先生の奥さんの手料理、豊富な果物が出て、ホテルでの昼食予定をキャンセルする始末、たらふくのマンゴには感激した。177名の受診者の治療を程なく終了した。患者さんからは感謝の言葉「サラマポー」を何度もかけられました。

 片道
4時間のバスの道中は、白熱したボランテアの話に外界の南国の花以上の花が
咲いていました。
後発の
10名の帰国の報告を受け安堵、次回のツアを考慮しつつ実りのあるプロジェクトに進展できればと考えております。